-SLが走る文化ー
昭和40年代国鉄の近代化・合理化により、全国の蒸気機関車が廃止される中、一度は、山口線からもSLが姿を消すことになりました。
その後、SL復活への気運が高まり、当時の国鉄総裁の大英断で昭和54年8月1日、山口線にSLが復活。 現在、「貴婦人」の愛称で親しまれる「C571」をはじめ、山頭火が愛した「新山口」を出発し、「湯田温泉」、大内文化の香り漂う「山口」、四季折々の情緒を楽しめる「長門峡」、山陰の小京都「津和野」までの62.9kmを約2時間かけて走ります。古くから九州と中央とを結ぶ海上交通の要衝で進んだ文化を受け入れた山口は、松陰塾をはじめ、全国最多の8人の総理大臣が出ていることでも有名です。
本州最西端のリンゴの産地
本州最西端のリンゴの実る中国山地に囲まれた阿東地区。山間の複数の集落を走ると町内を阿武川本川および支流の蔵目喜川が貫流し、屈指の豪雪地帯がつづきます。標高は、300m前後で、山口県の北海道と言われる地域は、夏も涼しく、寒冷な土地を生かし、甘みの強いとされるリンゴや梨の栽培も盛んです。
山口産の長兵衛玄米は
契約栽培の中で九州と本州を繋ぐ地点にあり、島根県産地、広島県山地と並び、1000メートル級の中国山地を背にした豪雪地帯で育成される長兵衛玄米。小粒ながらその甘みとその粒のもつ「つや感」に定評があり、ぜひ一度は、産地指定で食していただきたい。これからの長兵衛玄米の産地です。
